I様 MINI1000 リニューアル 


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作業開始です

MINI1000のMARUYAMAさんのクーパーです
懐かしい〜
なんとオーナーさんも平成生まれ、
と言う事は、似た位の年齢ですね

まだ、金銭的にも大変なのでしょうけどリニューアルして乗ってくれる情熱はガンガン伝わってきます、本当にうれしいです

一生の友にしましょう、お手伝いさせてください
早速エンジンミッションを降ろし、気にされていたギヤーBOXのトラブルとクラッチの確認をします
エンジンミッションを降ろしました
降ろしたエンジンをバラします
早速、クラッチの原因がわかりました
キープレートがしっかり入っていません
本来クランクシャフトとフライホイールのオフセットされた溝を合わせて取り付け出きる個所は一箇所ですが、180度ずれてしまっていますのでキープレートが片側しか溝に入っていませんでした

ボルトが締まっていましたので、何かで回ってしまう事はありませんので過去に取り付けた時に間違えていたのでしょう
ヘッドを外しました、MARUYAMAさんのクーパーのヘッドです
チェーンテンショナーのパッドも割れてしまっていました
エンジンとミッションを切り離しました
問題のギヤーBOXからバラします
早速、見えました。僕も初めて見ました
ファーストモーションのギヤーを抑えているナットが緩みベアリングが壊れてしまっていました

ナットが緩んでしまってますので、シャフトが遊びレイギヤーとズレてしまっています
4速ギヤー側は舐めてしまっています
シンクロナイザーハブ、サードモーションのシャフトも当然舐めてしまってます
4速のボークリングが割れてしまってました
全て外しました
フォークも減ってしまっています

思っていた以上に全体のダメージが大きく、切粉でベアリング類も他のギヤーも全滅です
残念ですが、他のギヤーBOX使用した方が良いでしょう
エンジンもバラしました

メタルも減っています
ピストン、クランクシャフトです

フライホイールとのテーパーが減ってしまいましたので、クランクシャフトも交換になります
ピストンはフラットが無いかな〜 探してみます
部品も全て揃いましたので、組み付けに入ります

ギヤーBOX本体は、別の物を用意し、全て洗浄、点検、リバースギヤーの対策、不良部品は交換し組み付けます
デフもオーバーホールしています
ギヤーBOXが完成しました
エンジンブロックも組み付けに入ります

フラットピストンも見つかりました
ギヤーBOXと合体しました
エンジンブロックが組みあがりました

ついに、1000ccにも良さそうなヘッドガスケットが出来ました
Mini Spares製です

今まで純正以外ではカーボン、メタルしか無かったのでこれは期待できそうです
3年/100,000Km保証だそうです
ヘッドのオーバーホールです

ガイド交換、シール交換、オイル漏れ対策、バルブ擦り合わせなどを行っています
エンジンミッションが完成しました
エンジン廻りの補器類のオーバーホールです
先ずは、ツインキャブからです

フロート室には、錆びが溜まっていました
今回はフューエルストレーナーを取り付けます
スターターモーター、オルタネーターです
よくがんばっていました

スターターは銅紛が溜まり、オルタネーターもブラシが片方引っ込んだままでした
ブレーキマスター、クラッチマスター、レリーズのオーバーホール

クラッチレリーズは国産品のインナーキットです
デストリビューターのポイントなどの交換
ラジエター、ホース等も交換し補器類も取り付けました

ロッカーカバーは持ってきていただいた物を取り付けました
エンジンミッションが完成しましたので、次は足回り、ボディ周りを作業します

先ずは、エンジンが降りている時に洗える所を先ず徹底的に洗浄しました
もう一度工場に入れ、足回りから作業します

20年がんばってくれてペシャンコになってしまったラバーコーンも状態の良い物に交換して

とか、思っていたら、ガーン サブフレームが曲がってしまっています
片方だけテンションロッドが調整式になっていましたので、嫌な予感はしていたのですが、しかしこんな時でもないとフレームは交換できません

こうなったら、やるしかないって事で
急遽、作業変更です

この車両も、近々バラすつもりっだったので、フレームを外します

ちなみに、この車両を使いマニュアルの販売車を作る予定です
近いうちには、販売車のコーナーに載せるつもりでしたが、ここを見てもし希望があればご連絡ください

今でしたらお好きな色で製作できます
と言う事で、エンジンを降ろしました
サブフレームも外しました
こっちも外しました

写真では曲がりまでは撮れませんでした
床も修正する必要がありますので、足回りの前に室内からやって行きます

クーラーユニット、ラックも外し
修正します

なんだか、時々の写真だけ見てるととても簡単な作業に見えてしまいますが、実際は大変なんですよ〜
外しましたので、外したままステアリングラックのブッシュとブーツ交換
ステアリングシャフトのスプラインの舐め対策です

錆びでスプラインが舐めてしまうとハンドルが切れなくなります
年数が経つと多いトラブルです
サブフレームの取り付け準備です

ラバーコーンは状態の良い物に交換しハイローもUSEDですが、調整が大変で古くなると調整が出来なくなってしまうリップスピード製はやめて、簡単に外から調整出来るものにします
しっかりフロントサブフレームがつきました
マウントは全て交換です
ドライブシャフトは、舐め対策、ブーツ交換
フロントハブ、ボールジョイント、オーバーホール

ハブはかなり錆びてしまっていました
1000ccの頃はここでフューエルホースが切れてしまうトラブルがおおかったです
よく、「急にガソリンがジャバジャバ漏れてしまいました」
なんて事がありました
肉厚で切れずらいホースに交換しておきます

ついでに、タンクの中も確認しておきました
思ったほど錆びていませんでした、ガソリンをしっかり入れていつも乗っていれば、まだまだ使えます
リヤの足回りです

ハイローを換え、ハブ、ブレーキをオーバーホールです
リヤハブのオーバーホールが終わりました
リヤの足回りが完成しました
バッテーリーターミナル、マイナス側配線の交換
接触清掃です
持ち込んでいただきました、リヤのウインドーウェザーストリップとモールの交換
配線、フューズボックスもこれでは、ショートや接触不良のトラブルの元です

フューズBOXオーバーホール
配線も修理しました

タコメータの配線、電動ファンの配線も修理です
スターターリレー、ハザードリレーも新車のままでしたので交換
20年以上お疲れ様でした
シフトロッドもグリスを入れ替えておきます
アクセルワイヤー、チョークケーブル交換
ようやく、回りが終わりました

エンジンを載せて行きます
補器類を全て取り付け、エンジンをかけました

いい音してますねー
内装も全て組み付けが終わりました

クーラーユニットが無いとすっきりした室内でセンターメーター
最高ですね
10インチKITを取り付けます
オーバーホールを済ませておいた足回りと10インチのブレーキを取り付けました
タイミングやガスの調整、ツインキャブの同調等を行いました
足回りも調整し、ほぼ出来上がりました
やっぱり10インチはいいっすね、MINIらしいっ
走りも最高に気持ちいいです、これからの季節のドライブは最高でしょう
後はきっちり試乗してみて完成です
完成です

しっかり仕上がっているMINI1000は本当に楽しい!

サブフレームの交換などがあり実際は予算をはるかにオーバーしています
しかし、平成生まれの方が一生乗ってくれると言う嬉しい言葉と、男の約束で
予算どうりで完成です

楽しくガンガン乗ってください
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